2019年11月21日木曜日

ドーピング検査について

5日放送の日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」に出演した柔道のウルフ・アロン選手などがドーピング検査の過酷さについて語ったのを見ました。

12年ロンドン五輪代表体操女子の田中理恵さんは「市販の風邪薬が飲めない時があった」と話しました。

「26歳で引退するまでは、ドーピング検査にひっかかることがあるので市販薬は一切飲まなかった。引退後も、薬は“悪いもの”ってイメージが身体に染みついてしまい、薬を飲まないで我慢してしまって。結局入院することもあったので、さすがにそれ以来は飲むようになりました」と話していました。

ウルフ選手は「検査のとき、時間帯は自分で決められるので、ほとんどの人が家にいる午前中に時間の指定をするんです。早い時は朝の6時くらいに検査に来る。対応しないとペナルティーになり、それが3回になると2年間出場停止になるので大変で」とその過酷さを経験を交えて語った。

田中さんが「緊張して出ないこともあって、そうしたら一日中不正がないようにずっと検査員と一緒に過ごすんです」とその大変さを話しました。

スポーツ選手たちは、それだけのことをして、金メダルを目指しているわけで、だからこそ、全世界の人たちから尊敬されるわけですね。

で、今話題の芸能人の薬物に関してですが、芸能人は、社会的な影響力もすごいですし、有名になれば、収入もすごいわけです。

ですから、スポーツ選手のような薬物検査はあってもいいと思います。

20日の「とくダネ!」に、タレントのJOYがゲストに登場し、「これだけ芸能人の薬物逮捕が多いなら1年に一度の薬物検査のルールを設けたらいいのに。抜き打ちでもいいですし」と発言したそうです。

そしたら、MCの小倉智昭さんが検査について「人権の問題ということもあるし…」と反論し、「そういった件は自分で判断する問題じゃないですか。芸能人だからってこういう風に言われるのは本当に腹が立つ!」と逆に激怒したそうです。

最近、何かとトンデモ発言の多い社会学者の古市憲寿氏も「薬物で逮捕されるのは年間1万数千人の中で、芸能人はせいぜい数人とか10人のレベルだから、一部の人が事件を起こした時に全員の検査をやっていくと差別につながる」とまたトンデモ発言です。

テレビに出る芸能人は一般人ではないのですから、差別じゃないですよ。一般人と同じだというのなら、収入も一般人と同じレベルにしないとね。

テレビに出ているということをもっと真剣に考えるべきで、薬物だけでなく、反社との関係とか、私生活でのトラブルなどが、テレビ出入り禁止になる可能性を持っていると自覚すべきでしょう。

薬物検査に反対する意味がわからないです。もし問題が起きたときのテレビ局やスポンサーの被る被害を考えたら、なんとかしてトラブルを防ごうとするのは当然のことでしょう。

本当は、政治家や公務員も同じだと思います。国民に支えられている人たちは、その責任を自覚し、もっとまじめにやって欲しいですね。