2020年1月21日火曜日

虎の掌イモ

日本の山などに自然に生えているヤマイモですが、英語ではYAMというのだそうです。

ヤマイモはジネンジョ(自然薯)とも呼ばれています。

一般的に、芋類は、生では食べられないわけで、毒があるといわれていて、熱を加えると食べられますが、ヤマイモは生で食べることができる珍しいイモです。

葉っぱがハート型ですから、インスタ映えしますね。ツルには、零余子(むかご)といわれる実もついていて、これも食べられます。

日本では、粘りの強いヤマイモよりも、中国から来たといわれるナガイモの方が好まれているようです。

私は、ナガイモのとろろが大好きです。

それで、タイにもヤマイモやナガイモのようなモノはないかと思っていたところ、友人から、タイには、「マンムースア」というヤマイモのようなモノがあると教えてもらいました。

マンムースアのマンは芋の意味で、ムーというのは手のこと、スアは虎ですから、見た感じが、虎の掌に見えるということなんでしょうね。ショウガなんかにもそのような形のモノがあります。

中華街に行くとたまに売っているというので探してみたところ、売っていたので買ってきて、試したところ、固くて、美味しくなかった。

探せばタイにもナガイモの類がありそうですが、そこまでの好奇心はありませんでした。

ところが、先日来、日本で売っている薬について調べて欲しいという話があって、ちょっと調べてみたところ、その薬が、ヤマイモに含まれる成分からできていることがわかりました。

*ジオスゲニン(Diosgenin)は、ステロイドサポゲニン(ホルモンの一種であるステロイドと同じ構造を持つ植物成分)であり、ヤマ(ノ)イモ (Dioscorea japonica )または、ナガイモ (Dioscorea batatas )の根茎の成分として知られています。*

ジオスゲニンは、動物モデルを用いた実験では、
(1)抗がん作用
(2)抗食物アレルギー作用
(3)ガラクトース投与による酸化ストレス誘発性の記憶障害の抑制効果
(4)糖尿病性神経障害の改善作用
等が報告されており、多様な薬理作用を持つ化合物です。

その薬を売っているサイトには書かれていました。

なんでもタイでも売っている人がいるとかで、興味がある人が、少し調べて欲しいということだったようです。

その人の話では、1瓶3000バーツほどだそうですが、こちらのサイトでは、3瓶買えばお安いようです。

サイトによれば、富山大学の東田千尋教授が、特許を取ったサプリだそうです。

こうしたサプリメントは、信じるかどうかはあなた次第的な分野ではないかと思うのですが、もし、認知症で、他に手がない人たちなら、試してみる価値はありそうだと思いました。

ヤマイモにアレルギーの人はどうなのかわからないですし、私には、なんの責任もとれませんから、あくまでも自己責任ということでお願いします。

最近は、タイでも日系スーパーなどでナガイモは手に入りますから、嬉しいです。