2020年2月13日木曜日

タイで起きた軍人による銃乱射

タイは、許可を取れば銃を所持することができますが、外出するときには、特別な許可が必要です。

でも、車の中に銃を隠し持っている人は少なくないようです。

ですから、かっとして、殴り合うだけでなく、刃物で切りつけるだけでなく、時には銃を使った事件も起きます。

子供が親の銃を持ち出して遊んでいての暴発事故なども時々報道されます。

拳銃を使っての事件ですと、どんなに多くても犠牲者は、数人規模ですが、今回の事件は、戦争で使う自動小銃が使われたので、とんでもなく多くの人が命を奪われ、多くの人が大怪我を負いました。

事件後、なぜ犯人がこんな事件を起こしたのかと、メディアがいろいろと報道しています。

大筋では、当初からいわれていた、軍人の関係する不動産取引に関しての手数料などのもめ事のようです。

タイの軍人や警察官や役人たちが、いろいろなビジネスに関係していることは、タイのほとんどの人が知っていることです。

表面的には、本人の名義ではなくて、奥さん名義だったり、家族の名義だったりするわけで、今回の不動産では、殺された大佐の義母で最初に殺された女性が表にたっていたようです。

軍隊は、世界のどこでも階級社会ですが、タイの軍隊では、地位が低いものが、下働きをさせられたり、行き過ぎたパワハラで、苦しんでいたりするそうで、そうした恨みもあっての犯行ではないかといわれています。

しかし、恨みを持って上官とその家族を殺したまではわかりやすいのですが、そこから先の、軍の武器・弾薬庫に押し入るために警備の兵士を殺したり、武器・弾薬を奪ってから、近くのお寺の近くで通りかかった子供や車に発砲をして殺した理由がわからないです。

もっとわからないのが、そこから街にあるショッピングモールに行って、そこで、多くの人を殺傷した理由がわからないです。

なんの恨みもない人を殺傷するのは、テロリストか精神に異常のある人でしょう。

テロリストであるのなら、何か、要求すべきモノがあるはずです。あっても、まあ、報道されないと思うけど、興味はあります。

精神に異常があるのなら、人を殺してみたい欲求を持っているとか、何らかの事件を見て、自分も事件を起こしてみたくなったとか、そういった心理ではないかと想像します。

それとも、ただやけくそになって、自分が死ぬ前に、道連れをいっぱい作ってやろうと思いつきで行動をしただけかもしれ褪せん。

それまで無関係の人たちを非情な殺し方をしている割りに、最期は、おとなしく射殺されたわけで、実際には、爆破に必要な爆発物はたぶん持ってはいなかったのでしょう。

爆発物を持っているのなら、建物ごと、すべてを爆破する欲求さえ持っていたのではと想像していました。

そんなことにならなくてよかったんですが、逆に、犯人の行動が理解できません。

無差別テロとか、今回のような銃の乱射事件でいつも思うのは、殺すんだったら、恨んでいる人だけにして欲しいです、ルンルン。

関係のない人を殺すのはやめて欲しいです、ルンルン。