2020年5月21日木曜日

イエローカード

空港でも港でも検疫というのがあって、特に港では、検疫官が船が接岸する前に乗船して検査をするようですが、他にも検疫方法はあるようです。


私がはじめて海外に出た時代には、空港には、検疫チェックのカウンターがあって、自分が持っているイエローカードをチェックされました。

イエローカードには、必要な予防接種などの履歴が詳しく記入されていました。

いつの間にか、発熱とかひどい下痢の人は自己申告し、問題がない人はそのまま素通りできるようになっています。

検疫には、植物検疫とか動物検疫もあって、書類が必要なものもあるし、許可されてないものは持ち込めない場合もあります。

すべて、疫病などが、国内に持ち込まれないようにするためのシステムです。

中国武漢から世界に広がって大きな問題となっている新型コロナウィルスですが、国境が閉鎖されたり都市封鎖されたり、大変でしたが、徐々に解除の動きになってきています。

日本人には例のダイアモンド・プリンセス号のクルーズ船内の感染で、船旅が注目されましたが、想像以上のクルーズ船が日本をはじめ世界各国に寄港しています。

船旅の入国審査が杜撰だということも指摘されました。

空の旅は、運航されている航空機の数はもっとすごいわけですが、飛行機も飛ばなくなっていて、航空会社も大変なようです。

まあ、いつの日にか空港も再開されて、航空機も世界各国を飛び回るのでしょうけど、イエローカードのような検疫証明が必要になるでしょうね。

まずは、出発前に感染していない証明書を発行してもらわないと、チェックインが出来ないというシステムになるでしょうね。

飛行機に乗り込む前にも、再チェックがあって、たぶん、体温測定なども行われるのではないかと思います。

そして、機内でも、マスクの着用義務とか、トイレの使用法とか、いろいろな規制もあるかもしれません。

そして、目的地に到着しても、体温チェックや証明書のチェックがあるでしょうし、疑わしいと思われたら、強制的に隔離かもしれません。

そして、その国に滞在中の行動をGPSで確認できるアプリをスマホにDLする必要があるかもしれません。

国によっては、そのアプリと市内の監視カメラが連動していたり、立ち入り禁止ゾーンに入ったら、警告されたりもあるかもしれません。

今までのような自由な旅行は出来なくなると思います。

ただ、証明書の類は、すぐにニセモノが登場しそうですし、感染チェックも完全ではないから、本当は、前後それぞれ2週間の隔離を経てからでないと完全に安全ではないわけで、もしも、感染者が出てしまったら、再びパニックで、すぐに空港閉鎖なども考えられます。

旅行のあり方も変わっていくでしょうし、いろいろなイベントも、変わらざるを得ないでしょうね。

オリンピックやワールドカップのような大会も、見に来る人は激減かもしれません。そうなれば、開催国の収益にも大きな影響が出るから、今後の開催国は、慎重になるでしょうね。

観光客が減れば、ホテルや飲食関係だけでなく、交通機関にも影響は出るだろうし、お土産屋さんなども、売り上げは激減でしょう。

どこの国も、入国する外国人に対して、医療費を自己負担できる補償の保険や現金の所持を義務づけるかもしれません。

これからどんなシステムが出来ていくのか、みんなで知恵を出し合っていくことになるでしょうね。