2020年6月14日日曜日

米国大統領選挙とテーザー銃

今年の11月3日には米国の大統領選挙があるので、選挙を睨んで、トランプ大統領の共和党と再選を阻もうとする民主党との争いがかなり激しくなってきているようです。

トランプ大統領も74歳と高齢ですが、民主党の大統領候補のバイデン氏も77歳と高齢で、高齢者同士の戦いです。

トランプ大統領はアメリカ第一主義ですから、敵も多いわけで、特に中国との関係が強いと言われる民主党は、あらゆる手を使ってでも、再選させないようにと必死のようです。

そんな中、ミネソタ州ミネアポリスで警察官の過剰な暴行で命を落としたとされるジョージ・フロイドさんの事件が起き、その時の様子を撮影したビデオがネットに拡散され、黒人に対する差別だと騒ぎが大きくなりました。

ジョージ・フロイドさんの前科とか、その日の検死書とか、いろいろな疑惑はあるものの、黒人差別はアメリカでは、よくある話ですから、米国全土に抗議集会やデモが広がり、それを利用して、暴れたり、略奪をしたりする人たちも現れました。

その裏にはANTIFAといわれる無政府主義者たちやBLM(Black Lives Matter)の人たち、そして、中国やソロスが資金援助をしているといった話まであります。

激しい抗議運動が起きている州は、民主党の支持者が多く、知事も民主党の人だったりするから、いろいろな疑惑も沸いてきます。

西海岸のワシントン州のシアトルでは、解放区が出来たりして、もう革命ごっこみたいです。

アメリカだけでなく、ヨーロッパでも、いろいろな国でデモや暴動が起きています。

中国との関係が強い国ほど暴動になるという人もいます。

アメリカは、奴隷制度の国でしたし、1960年代までは、黒人には公民権も与えられていませんでしたので、公民権運動を始め、黒人の権利を求める運動は、ずっと続いてきています。

米国の歴史を知らないと、今起きていることもなかなか理解できません。

差別とか貧困問題は、歴史的な問題とか、社会制度の問題とか、家庭問題とか、個人の問題とか、いろいろな問題から生まれる問題で、なかなか難しいわけです。

世の中には、怠惰な人間もいるし、勉強が嫌いな人間もいます。規則や法律を守れない人もいるし、人を平気で騙す人たちもいます。

貧困層のすべてが正しいわけもなく、社会制度に問題があれば、改めていく必要はありますが、どちらも極端に走れば、対立が激化して、新たな問題が生まれます。

米ジョージア州アトランタで12日夜、停車中の車の中で寝ていた黒人男性が警察の拘束に抵抗し、警官に撃たれて死亡した。ボトムス市長は市警察署長が辞任すると発表した。

こうしたことが日常、いろいろなところで起きているわけで、一方的に警察官が悪いわけでもないと思いますが、今の世の中では、そんなことを言ったら集中的に非難を浴びるわけです。

事なかれに走れば、一部の人たちの思惑通りに、犯罪を取り締まりにくくなってしまい、社会が混乱します。誰が得をするのかは、考えればわかることです。

この記事の中で、防犯カメラの映像には、警官のテーザー銃を手にしたとみられるブルックさんが車数台分の距離を走った後、振り返って警官に銃口を向ける場面が映っていると書かれています。

テーザー銃ってなんだ?

ネットで検索をしたら、スタンガンのような高圧電流で相手に電気ショックを与えるピストル形態の武器だとわかりました。

こちらの映像を見ると、どんなものかがよくわかります。