2020年6月19日金曜日

これからのタイ旅行業

現在の所、原則として、タイへは、どこの国からも飛行機は飛んできていません。

例外として、カーゴとチャーター機は飛んでいるようです。

日本でも問題になっていますが、中国からの旅客機は日本に飛んでいなくても、ネパールを経由してのチャーター機は、飛んでいるようで、中国から日本に1000人以上の人が入国しているとか。

とんでもない話ですよね。

日本の感染者の中には、数多くの外国人や国籍不明者がいて、それを公表しないようです。

日本でもタイでも、自分の国民が海外から帰国したいと言っているのを無視できないので、そういった人をチャーター便や特別機で帰国させているそうです。

そして、国内では感染者がでていないのに、外国から来た人たちの中に感染者がでているようです。

だから、海外からの観光客を入れる時期に関して、どこの国も慎重になっています。

タイでは、とりあえず、労働許可証を持っている外国人とタイ人の家族に関しては、ケースバイケースで、タイへの入国を許可していく方針のようです。

住んでいる国の大使館や領事館にパスポートとパスポートのコピー、労働許可証とそのコピー、または婚姻証明書とそのコピー、新型コロナに感染していない証明書、10万ドル以上をカバーできる旅行保険、予約の入っている航空券(Eチケット)、タイ到着後の隔離施設の予約バウチャーなどが必要になるようです。

事前に電話でチェックした方がいいでしょうね。

あと、特別な事情や人道的な事情のある人も大使館や領事館に連絡してみてくださいとのことです。

まず、ビジネスでの入国や医療ツーリズムで、タイの病院で治療を受ける外国人から、スタートしていくようです。

一般の観光客に関しては、そうした人たちの様子を見ながら、遅くても9月までには受け入れたいようです。

ただ、今日のバンコクポストによると、タイの観光省は、今までのような数を重視したやり方から、質を重視するやり方に変えていきたいとのことです。

要するに短期間安い料金で来て去って行く中国人のような観光客ではなく、タイに一定期間滞在してくれる欧米の観光客を期待しているようです。

例えば、プーケットやサムイ島やピッピ島などのように、ホテルに長期滞在する旅行ですと、隔離期間の14日間をそこで過ごせば、その後は、タイのどこにでも移動して自由に好きなところに滞在できるとのことです。

観光省は、ヨーロッパの冬のピークシーズンに向け、いろいろと計画を練っているようです。

まあ、理想はそうですが、現実は、徐々に中国からの安売りで数を稼ぐ方向に行くのではないかと思ったりもします。

ただし、ネックは、安いツアーでは、14日間の隔離が無理になります。

だから、感染者の少ない国から、個人客で、長期滞在が出来る人、高齢者ビザとか退職者ビザとかを持っている人とか、エリートカードを持っている人とか、そういった所からのスタートになるかもね。

いずれにしても、昨年までのようなことは、当分無理ではないかと思います。