2020年10月15日木曜日

今日の反政府集会について

 今日の夕方からの集会は、バンコクの商業中心地ともいえるラチャプラソン交差点で行われました。

ここは、過去にも何度も集会に使われたところです。

不思議なことにすぐ近くに警察の本部があるんですよね。赤シャツが暴れたときには、警察官には仲間もいるし、危険が迫ったら逃げ込めるからだといっていた人もいました。

正式な発表はわからないですが、1~2万人ほど集まったのではないかと思われます。

あの辺は、交通の便もいいですし、大きなショッピングモールもいくつもあるし、学生や仕事帰りの人たちが集まりやすい場所です。

でも、準備不足と人材不足ですから、ただ集まって、写メを撮ってSNSにアップして、時々歓声を上げるだけのように見えました。

今や反政府集会は若い世代にとってはある意味ファッションなわけで、「プラユット首相退陣」、「憲法改正」、「王制改革」と要求することは理解していると思いますが、政治的な信条とかではなくて、軽い気持ちで参加している人たちが多いのではないかと思います。

でも、大きな集会を継続させて行うのには、組織も必要ですし、リーダーも必要です。もっと必要なのが資金です。

ステージの設営から、音響、それらの運搬に使う車、そして、ケータリングやトイレなど、全部お金がかかります。

ただ、人が自由に集まるのなら、そういったものは必要ではないかもしれませんが、組織的に集まって、戦略を持って行動するのであれば、話が変わってきます。

テレビの話では、今回は、スポンサーが不足していて、資金不足だそうです。

だから継続しての集会はまだ無理で、戦略として、毎日集まっては解散を繰り返すしかないようです。

それで、人が増えていって、スポンサーも増えればいいのですが、なんか、じり貧になっていく可能性もあるような気がします。

軍事クーデターが起きるとか、衝突が起きて武器の使用があるとか、盛んに煽っている人たちもいますが、危ない人たちだと思いますね。

火が燃えさかってくれないと困るんでしょうかね。

私は、小心者の平和主義者ですから、暴動や流血の事態は起きて欲しくないです。

革命無罪とか、反政府無罪とか、左翼の目的のためなら、違法行為もかまわない的なやり方には大反対です。

今回の非常事態宣言下、5人以上の集会は違法です。

ちなみに、小雨の降り始めた22:00に散会になって、明日も17:00に同じ場所で集まるそうですが、明日の夕方も雨の予報がでています。

あの辺のお店も新型コロナで大変なときに、閉店時間を早めたり、いろいろと大変でしょう。