2021年1月11日月曜日

和室と日本人

 日本の住宅事情をウサギ小屋とかいって西洋人がバカにしていた時代もありましたが、最近の日本は、ドンドン西洋風の住宅だったり高層マンションで暮らす人たちも増えているようです。

西洋風の住居ですと、家具も西洋風になるし、生活も西洋風になりますよね。

西洋風は便利な点も多いです。

私の子供の頃は、もちろん日本式の家で、屋根は瓦屋根。部屋の仕切りは障子か襖、ほぼすべての部屋が畳で、部屋には押し入れがありました。

朝起きると、まず布団を畳んで押し入れに入れます。夜は寝る前に押し入れから布団を出して畳の上に敷きます。

毎日毎日同じことの繰り返しで、面倒なわけです。

食事なども食事時間になると、足を畳んで立てかけてあるテーブルを出して、食後は、テーブルをきれいに拭いてまた畳んでおきます。

要するに、限りあるスペースを有効利用するために、必要な時に出して、使い終わったらしまうということを繰り返すわけです。

洋風ですと、ベッドは一年中同じ位置ですし、テーブルも同じです。面倒なことをしなくて済みます。

日本人の我慢強さとか、礼儀正しさとか、清潔さとか、そういった美点は、日本式の不便な生活から育まれてきたのではないかと思います。

新型コロナでわかったことのひとつが、欧米の人たちの不潔さだったりすることがわかりました。

もちろん、日本は豊富な水資源があって、そんな国は世界でも希なんだそうです。だから、日本では、ある程度水を使いたいだけ使うことが出来ます。

大きな発明は苦手かもしれませんが、決められた事柄の中での創意工夫は日本人の得意とするところで、例えば、大型車に対する小型車とか、コンパクトな家電とか、いろいろな方面で、日本人が培ってきた知恵が活躍してきています。

世界のすべての国に行ったわけでもないですし、そんなに多くの外国人を見てきたわけでもありませんが、日本人は倫理観も高くて、礼儀正しい人が多いですし、信用できる人も多いと思います。

一神教の人たちとか共産主義の人たちは、正しいのは自分だけで、他人は間違っていると信じている人たちが多いようです。

そして、万の神を信じる人たちを迫害していきます。恐ろしい人たちです。

自分達だけが軍備を持って、他の人たちには軍備を持たせないようにするから、戦えば勝負は決まっているわけです。汚いやり方です。