2022年9月8日木曜日

ゴキブリの話

ゴキブリが出現したのは、今から約3億年前の古生代石炭紀で、「生きている化石」とも言われてきましたが、最近の研究では石炭紀の地層から発見されたゴキブリ類とされてきた化石昆虫は、より原始的な別の昆虫であるとされ、現生ゴキブリ目はペルム紀に出現したということが判明したそうです。

日本における最古の昆虫化石は、中生代三畳紀の地層から発見されたゴキブリの前翅だそうです。

いずれにしても2億年も前から生きてきたわけで、すごい生命力を持っていることには間違いないでしょうね。

地球が誕生して46億年、最初の生命体が地球上に確認されたのが35億年前といわれていますから、500万年前にやっと誕生したとされる人類に比べると、2億年はすごいですよね。

全世界に約4,000種、うち日本には南日本を中心に50種余りが知られているそうです。

世界に生息するゴキブリの総数はなんと、1兆4853億匹ともいわれており、日本には236億匹(世界の 1.58%)が生息するものと推定されているそうです。

形を見れば想像できるように、ゴキブリも昆虫の一種ですが、カブトムシとかクワガタとかセミとかバッタなどに比べると、人間から嫌われています。

ゴキブリは、暖かい気候を好むそうですから、私の暮らすバンコクでも、かなり見ることができますが、それでも、以前に比べるとかなり減ってきているし、大きさも小さくなっているような気がします。

私がバンコクで暮らし始めた当初に私が借りたアパートにいたゴキブリは、体長が10センチほどもあり、黒光りしていました。

そのサイズのゴキブリが、台所のガスコンロ台の上の戸棚の扉を開けた途端、集団で飛び出してきたので、さすがに田舎暮で生まれ育った私でも、背筋がゾワゾワして後ずさりをしてしまいました。

100匹以上いたと思います。殺虫スプレーを買って何度も何度も駆除しても、全くいなくなることはありませんでした。

ほかの部屋から移動してくるのか、天井裏や配水管の中にいるのか、まあ、すごい生命力には違いないです。

日本人でもゴキブリを怖がる人は少なくないし、女性の場合には、ほとんどの人が苦手ではないかと思います。

タイ人もゴキブリはダメみたいで、男性でも女の子みたいに飛び跳ねて怖がる人がいて、笑っちゃいます。

私は、昆虫類は、素手でつかめるし、ゴキブリもティッシュどを持ってつかみます。

私はヘビが大嫌いですが、トカゲとかヤモリは、好きではないけど、怖くはないです。ただし、大トカゲとか、大きいのはダメです。

毎年、雨季になると、普段はほとんど見なくなっているゴキブリが、排水口などから出てきます。

2~3センチの中型や1センチくらいの小型が多いです。多い時でも10匹くらいかな。

我が家には、4匹の飼いネコがいるので、ゴキブリは見つけ次第、ティッシュでつかんで、トイレに流しています。

ネコは動くものに反応するので、ゴキブリも大好きで、前足でじゃれて、時々咥えて、戦利品として飼い主にみてもらいに来ます。

一度など、寝ていると近くで鳴き声がしたので目を開けたら、枕にネコが持ってきたゴキブリがいてびっくりしたこともありました。

ものすごい集団がいた最初のアパートでは、夜中に、飛んできたゴキブリに耳を噛まれたこともありました。病原菌の塊でしょうから、かなり危険だったと思うけど、大丈夫でした。

うちのネコは、ゴキブリと遊んでよくお腹をこわして、下痢便の粗相をするので、掃除が大変になりますから、とにかく、見つけたら駆除です。

どんな生き物にも同じ命とか言っている人たちは、ゴキブリとか蚊を殺したことないのかな?