2023年1月2日月曜日

パソコンの話 その4

パソコンといえば、バージョンアップとかアップデートですよね。

一度買ったら、それを使い続けるという価値観は過去のもので、車でも家電でも、古くなったり、故障すれば新しいものに買い替えますが、パソコンの場合には、古くなったり故障したりしなくても、頻繁にアップデートする必要があるので、面倒でしたが、今では、自動更新も標準になってきています。

ただ、バージョンアップは、困りますよね。

昔は、マイクロソフトとインテルが手を組んで騙しているんじゃないかとささやかれたものです。

新しいOSを使うためには、ハードも新しくしなければならないので、部品交換や新品に買い替えたりするわけです。

そして、最新のハードを買ったら、その能力を最大限出すためには新しいOSに換えたほうがいいというわけです。

古くても使える限り使いたいと強い気持ちでいないと、出費がかさみます。

今や世の中サブスクですしクラウドですから、ソフトでもハードディスクでも、一度買えば一生使えるというのは、まれになってきています。

ソフトなんか買おうとしてチェックすると、必ず、毎月いくらとか、1年間先払いならお安くなるとか、そんなのばっかです。

それは嫌だというと、永久ライセンスはありますと言ってきますが、バージョンアップの時には、新しく買わないといけないから、古いまま使わない限り永久じゃないじゃんという感じ。

このシステムを考えたところが、勝利者ですね。

マイクロソフトのオフィスでもアドビのフォトショップでも、毎月いくらで儲けているらしいです。

ソフトを買うと、おいしそうなおまけもいっぱいついてくることがありますが、みんな機能に制限がついていたり、一定の期間を過ぎると有料に切り替えないと使えなくなる条件のようです。

当然ですが、みんな必死で金儲けの方法を考えているから、それに負けないようにするためには、それなりの知識と強い意志が必要になるようです。

そんなことを考えていると、いつも思うのは、最新のバージョンは、もうとっくにできているのだけど、わざとそれよりも古いバージョンを最新といって売っているのではないか疑惑です。

だって、いつも新しいソフトが出てくるときには、その説明の本とかビデオとかもすぐに出てくるわけで、発売日よりずっと前から、講習会とか、会社からの情報がなければできっこないと思うわけです。

よく聞く話ですが、江戸幕府と薩長土肥が戦った時に、バックにいたフランスとイギリスの武器商人たちが、手を組んで、幕府側には型落ちや不良品を売りつけたから負けたとか、薩摩に売った大砲の射程距離がイギリスの艦艇の大砲よりも射程距離が短かったから、いくら撃っても船には当たらず、船からは、どんどん撃ち込まれたとか、そういった話は歴史上、いろいろとあるわけです。

世の中を見わわしてみるよ、世界中の空港や港湾の作りがよく似ているし、コンテナとか倉庫の作りも同じですし、世界共通の規格で儲けている人たちはいるわけです。

一つの規格に合わないものは不良品にされちゃうし、販売できなくなっちゃうわけですね。

日本人は、いろいろな意味で正直だから、一番新しい技術や優れた技術を外国人にすぐに教えちゃうんですよね。

それで、恩知らずたちにマーケットを奪われてきています。

日本の優れた技術は、門外不出にすべきですし、外国に教えるときには、型落ちの技術を教えるべきだと思いますね。

新しい技術は、あくまでも最新と言いつつ、最新ではないものを小出しに時間をかけて教えていき、しっかりお金儲けすべきです。