2023年3月18日土曜日

老いと死の話

 人間、生まれてきた以上、必ず年をとり、いつかは死んでしまうわけですが、いつどこで死ぬのかはその人次第です。

生まれた土地で死ぬ人もいれば、生まれた土地以外で死ぬ人もいるし、時には異国で死ぬことになる人もいます。

病気で亡くなる人もいれば、ケガで亡くなる人もいます。

若くして亡くなる人もいれば、寿命を全うして死ぬ人もいます。

海外で歳をとるといろいろな問題も起きてきます。

加齢に伴って生活習慣病もあるだろうし、老眼や白内障、虫歯や歯肉炎、そして歯を失うこともあります。

ガンになる人もいれば、歩行困難になる人もいるし、アルツハイマーになってしまう人もいるでしょう。

海外で歳をとることは、日本で歳をとる以上に、頭の痛い問題もあり、信頼できる家族がいるのかどうかとか、経済力がどうなのかとか、個人差も大きいわけです。

お金さえあれば、タイでは高度な近代医療を受けることは可能です。でも、かなりの貯えがないと、それも簡単ではないようです。

もしも寝たきりになったらとか想像してみると、寒い冬がないのは老人にはありがたいだろうけど、猛暑の中エアコンのある生活が期待できるだろうかとか、毎日タイ料理だと堪えれないカモとか、マイナスイメージばかり考えてしまいます。

日本でも葬儀の簡略化が話題になってきているそうですが、タイでは、葬儀にかかる費用は日本よりは一般的に安いです。

世界のどこで暮らすのが快適なのかとかネットでも時々話題になります。

まずは物価の安さと気候の良さでしょうか。治安の良さも重要ですし、医療水準とか衛生状態とか、欲を言い出したらきりがないですが、若いころなら我慢できることでも、歳をとったら、なかなか大変なこともあります。

日本に帰ることができて、日本で快適に暮らせるのならいいけど、日本に帰っても快適な暮らしが待っていないのなら、若いころから、老後のことも考えておくべきでしょうね。

今の高齢者たちには年金がありますが、将来どうなっていくのかは、非常に悲観的にならざるを得ないでしょうし、環境問題もあるし、食糧危機や海面の上昇などもあるかもしれません。

日本の生活保護も日本人だけでなく外国人も狙っているようですから、将来はどうなっていくのか。

最終的には、自分の人生は、自己責任で、自分で決めるしかないです。