2023年5月12日金曜日

バフィ・セント=メリーの話 その2

バフィ・セント=メリーに関するドキュメンタリー映像がありました。英語なのでちょっと残念ですが、映像だけでも楽しめると思います。

ちょっと話は飛びますが、アメリカ大陸には先住民族がいて、日本人にとっては、アメリカンインディアンとして知られていますが、アメリカの西部劇を見ている人たちにとっては、未開の民で、イギリスなどヨーロッパから来た白人に征服されてしまった民族だと思われています。

突然やってきて、土地を奪って、虐殺したり奴隷にしたり、いつもメチャクチャをやるのが白人の開拓民たちです。

日本にも黒船に乗ってやってきたりして、やりたい放題でしたし、太平洋戦争で勝った後も、アメリカは、日本を半植民地としてやりたい放題ですよね。

一応、人類は、アフリカから出て、世界中に広がった説が一般的ですが、実は、複数の場所で人類は生まれた説もあるわけで、その一つが、日本列島など、ユーラシア大陸の東の淵で誕生した説もあります。

日本の土壌が酸性だから、人骨などは、溶けちゃってほとんど残っていないそうですが、石器とか土器とか埴輪などは、いっぱい発掘されていて、世界で一番古いものもたくさんあるそうです。

地殻変動や海面の上下動や気候の変化で、人類の暮らす場所もいろいろと移動してきているのですが、水と食料がないと生きていけません。

それで、少しでも暮らしやすいところを目指して移動してきていて、必ずしも一方通行ではなく、特には、逆に進むこともあったわけです。

日本にいた縄文人たちは、朝鮮半島からユーラシア大陸に移動したり、アリューシャン列島経由でアラスカから北米、そして中南米ヘイト移動していった説もあります。

一般的には、稲作や文明は朝鮮半島から日本に伝わった説が古くから信じられてきましたが、最近では、コメは日本から朝鮮半島にわたっているし、古墳も日本から朝鮮に伝えられた説が有力になっています。

顔だちを見ていると、一般的に言われているエスキモーは単一の民族ではなく、大きくはアラスカ北部以東に住むイヌイット (Inuit) 系民族(東部集団)とアラスカ中部以西のユピク (Yupik) 系民族(西部集団)に分けられるんだそうで、ほかにもグリーンランドにもカラーリットと呼ばれている人たちがいるそうです。

北欧にも、ラップランドには、サーミ人などアジア系の人たちも暮らしています。

南米のインカ帝国時代の人たちの顔立ちも似ているような気がします。

個人的な勝手な妄想ですが、縄文人が、世界の広い地域で平和に暮らしていた可能性があると思っています。

なのに残虐なイギリス人やスペイン人などに征服されてしまったのだと思います。

あんまり知られていませんが、バフィ・セント=メリーは70年代にアメリカのラジオ局によってブラックリストに登録されており、レッド・パワー運動に参加していた彼女やネイティブ・アメリカン、その他の先住民族は業界から追放されたと語っています。

黒人運動(ブラック・パワー運動)は有名ですが、縄文人は従順で平和主義だからか、レッド・パワー運動はほとんど知られていませんよね。

「インディアン嘘つかない」は、西部劇中では有名なセリフですが、多くの善良な日本人も嘘つかないから、悪党どもにいいように騙されて、もう滅ぼされてしまいそうですよね。