2019年9月5日木曜日

へそ曲がり

もう数ヶ月続いている香港デモですが、日本人の反応はといえば、無関心か、中国政府けしからん派が多いと思います。

共産党独裁国家の第2の天安門事件だとか、ウイグルチベットと同じ人権問題だとか、香港の1国2制度が失われたら、次は台湾だとか沖縄も危ないとかいった意見もあります。

私は、中国共産党は嫌いですが、この香港の混乱に関して、一方的に市民の方が正義で、取り締まっている側が間違いだとは思いません。

世の中には、AかBかの選択で、どちらかが正しくて、反対側が間違いだと決めつけるのが好きですが、実際には、どちらにも間違いはあるが正解な事もあるわけです。

1国2制度は、このままだと2047年には終わるわけで、それでは困ると考える人たちにとっては、その約束を破棄してもらうか、香港を独立国家にするしかないわけで、逃亡犯条例改正案の完全撤回を香港政府側が表明した所で、混乱は終わらない可能性が高いです。

日本では、市民側を批判することを許さないみたいな風潮もあり、まるでカルト宗教か共産主義かというくらい気持ちが悪いです。

そんななか、こちらの人のコラムが、気持ちいいです。

どちら側にも便衣兵はいると思います。

一昨日見たニュースに、こんなのがありました。

香港デモ、香港警察は記者とカメラマンにも偽装
記者とカメラマンまで偽装するのか?
レンズキャップ閉めたまま何を撮ってる⁇

確かに写真を見るとカメラのレンズにキャップがついたままで、それでは写真は撮れませんが、そんなお笑いのコントのようなことをホンモノのスパイがするのかなあ?と思うわけです。

この写真を見たら、「香港警察が記者とカメラマンに偽装」というニュースを流したくて、市民側が、偽装したんじゃないかと思うわけです。

デモ隊に警官が紛れ込んでいるのも事実でしょうけど、デモ隊の過激な行動も行きすぎでしょう。

どう考えても、デモ隊側の一部は、もっと混乱して、人民解放軍がでてきて、市民を弾圧してくれないと、世界の人たちが関心を持ってくれないと考えているのかも知れません。

物資補給が行き届き、長期にわたって続く抗議デモにリーダーも参謀もサポートする組織もいないとは、信じがたいです。

掲示板サイトLIHKG討論區や、暗号化されたメッセージアプリのテレグラムを通じて拡散して行動しているそうですが、本気になれば、電波妨害や遮断は簡単で、そんなことを許すような中国ではないと思う。

どこの紛争地帯でも、どんな戦争でもそうですが、どちらかだけが一方的な悪であるといったニュースには、気をつけた方がいいと思います。

平和な話し合いでの解決では、香港独立派は、負けになってしまうから、これからも中国を挑発するのではないかなあと妄想します。

過激な争いや自然災害が起きませんように。