2019年10月11日金曜日

香港の混乱がタイに飛び火

香港の混乱は、まだ続いていますが、結局、1国2制度を求めても、いつの日にかは、ひとつの制度になる運命なわけで、市民の求めているのは中国からの独立なんではと思います。

でも、そんなことを中国政府が認めるわけもないですから、混乱は、そう簡単にはおさまらないでしょうね。

いろいろな見方がありますが、香港の警察と民主化デモ隊の対立と言っても、実際には、非常に複雑な関係があるのだそうです。

民主化を求めるデモ隊にも、米国のNED/CIA(民主党系)と共和党穏健派(共和党系)とがあるのだそうで、それ以外にも英国の人権派がいるんだそうです。

黒服で暴れている過激派は、中国の闇社会(14K) 偽装デモ隊(江沢民派)と人民解放軍及び親中派デモ隊(習近平派)もいるんだそうです。

こんな見方をしている人もいます。リンク先の1だけでなく2も続けて読んでみてください。

で、民主化を求める市民の中には、雨傘運動などで有名な活動家・黄之鋒氏がいるわけですが、彼は、ちょくちょく海外に行って、いろいろな人と会っています。

マレーシアに行って入国拒否を喰らったり、タイでも入国拒否になったことがあるようで、中国政府から中国大使館経由で各国の政府に情報が流されるようです。

タイは、タクシンを追放したあと、欧米の人権団体との関係が悪化していて、米国政府ともアメリカ軍とも険悪な時代がありました。そんな時に、タイは、中国との関係を深めていったわけです。

タイの高速鉄道などでも、中国がプロジェクトを落札してきています。

そんな中国政府がタイにある中国大使館を通して、タイの政治家が、香港の内政に関与していると抗議しているそうです。

香港の活動家・黄之鋒(Joshua Wong)とタイの新未来党の党首のThanathorn Jungroongruangkit.が一緒に写真に収まっていると抗議しています。

私の妄想ですが、彼らの親分というかバックは、同じ系列の人たちだと思われますから、なんの不思議もないです。

どちらも、いろいろな屁理屈で、権力者に取って代わり、自分たちの親分たちのための国作りをしたいと考えているのでしょう。

新未来党は、民主主義を求める政党ということで反軍事政権や反王制で若者たちにアピールしています。

今日は、タイの国軍最高司令官のアピラット大将が、タイが欧米の植民地にならないできたのはタイの王制と国軍と国民の努力のたまものだとか、一部のタイを分断しようとする勢力がいるとか、大演説をぶっています。

この流れで行くと、新未来党のタナトーンとピヤブットとパンニカは、もしかすると、すでに起訴されている裁判で有罪判決をうけ、国外に逃げる可能性もあるかもしれません。

タイのことはタイの人たちが決めることではありますが、私は、平穏な毎日を望みます。