2020年2月8日土曜日

飛行機や船の所属先

現在の所世界で一番有名な客船は、ダイヤモンドプリンセス号かもしれません。

三菱重工業長崎造船所が、2004年2月26日に作った船で、イギリスのP&O所属の船舶で、運用はアメリカのプリンセス・クルーズが行っているようです。

飛行機でも船舶でも、航行中は、その所属先の国の法律が適用されるのが基本だそうです。

だから、ダイヤモンドプリンセス号の所属先は、イギリスで、船上ではイギリスの法律が適用されるのではないかと思われます。

ただ、横浜港に寄港している状態ですと、日本の法律が適用されるのか、それともイギリスの法律なのかは、専門家に聞かないとわからないです。

船内の感染者は、最初日本の感染者として数えられていましたが、今は、その他として別枠になっているようですが、いまだに日本として数えている国もあるようです。

ダイヤモンドプリンセス号以外にも外洋を航行中の大型船舶はあるわけで、どこの港も寄港を拒否しているそうです。

こうなってしまうと、ある種のババ抜きで、どこの国が食糧や水を提供するのかとか、どこの国の医師が診察をするのかなど、問題は複雑になりそうです。

日本の領海に停泊中の船に対して、公海に出て行って欲しいというのは可能なんでしょうかね?

外に出られない人たちには、高齢者や持病を持つ人たちも多いでしょうから、普段飲んでいる薬も足りなくなったりして、大変なようです。

ダイヤモンドプリンセス号上のアメリカ人乗客たちは、米国政府に救助を求めたようですが、米国政府は、船の上が安全だし、日本政府の指示を仰ぐようにと、逃げをうっているようにも見えます。

米国政府が受け入れるとなれば、日本国内の米軍基地で受け入れた後、米国本土へ輸送となり、いろいろなところに感染のリスクも出るだろうから、拒否した可能性はあります。

日本にも人道的な救助責任はあるのでしょうけど、船籍を持つイギリスや運用を行っているアメリカの会社には、もっと大きな責任がありそうな気がしますが、専門家の意見が知りたいです。