2020年2月6日木曜日

マスクのお話

日本人はマスクの好きな民族だと思います。

花粉症とかインフルエンザとかが原因でマスクをつけている人が多いですし、自分の口臭が気になるとか、喉が乾燥しやすいとか、PM2.5がひどいからとか、理由はいろいろですが、大都市を中心にマスクが目立つ日本です。

一口にマスクといっても、いろいろな基準や種類もあるようで、使用目的によって、マスクを選ぶそうです。





昨年は、オシャレとしての黒いマスクも流行りました。




タイも、最近マスクをする人たちが増えていましたが、それはPM2.5の影響で、テレビなどでマスクを勧めているからでした。





そして、今回の新型コロナウィルスによる肺炎の流行です。

日本でもタイでも、マスクをする人が増えているようですし、マスクを買うことが難しくなっているそうです。

医療現場でもマスクが不足しはじめているとかで、ちょっと問題です。

不足している理由は、一部の人たちによる買い占めが大きいそうで、中国人が買い占めて中国に送っているという話があります。

タイでも、このところ問題になってきています。新型肺炎の影響で、中国からの観光客が激減ですから、観光業やそれに関係している業種の人たちにとっては死活問題で、マスクに目をつけて、買い占めて中国に送っているそうです。

ネットで転売している人たちもいるそうです。

こうした商売のためのマスクの買い占めは、取り締まるべきだと思います。

他には、善意で中国にマスクや防御服を送る人たちもいるそうで、こちらは、送る量が問題でしょうね。

日本で不足しているのに中国に送ったら、反感を持つ人がいます。

常識として、日本優先で、一部を中国へが正解だと思いますね。

そして、マスクの効用というのも問題で、感染者がマスクをしてウィルスを拡散させないというのは間違いないそうです。

健康な人がマスクをすることでウィルスを防げるのかということは、非常に難しい話だそうで、多くの専門家は、効果はほとんどないということらしいです。

だから、シンガポールのリー首相のように、「健康な人はマスクをしないように」といったメッセージを出します。

マスク不足の解消のために、必要としない人はマスクを使わないようにということなんでしょうけど、ひとつ大きな問題もあります。

それは、今回の新型ウィルスの怖いところとして、感染していても、発熱とか喉の痛みとか鼻水とかの自覚症状が出ない人がいるということです。

だから、健康だと思っていても、実は感染者だったりすることもあります。

すると、健康だと思っているからマスクをしない人もいるわけで、それで、ウィルスをまわりにまき散らすということもあり得るわけです。

だったら、やはり、人混みや閉じられた空間に行くときには、マスクをした方が安全だということになるでしょうね。

今回の新型肺炎の影響は経済にも大きな影響を与えるだろうといわれているわけで、だから、むやみに恐怖や不安を煽らないようにという人たちもいます。

確かに過剰な報道はイケナイと思いますが、でも、実際にこの病気が原因で亡くなる方もいらっしゃるわけですし、免疫の弱っている高齢者や子供、生活習慣病を持っている人たちにとっては、注意しすぎるということはないと思います。

毎年のインフルエンザで亡くなる人たちの方が多いんだからとかいう人もいますが、どんな病気も恐ろしいし、新しい病気や、まだいろいろとわからないことがある病気は、恐ろしいと思うのも自然なことです。

いろいろな考え方があるわけで、意見の食い違いもありますが、とにかく、出来る限りの注意をして、早く流行がおさまることを祈るだけです。

手洗いは家族内感染を約半分にするそうですし、外出から戻ったら、必ず手洗いを!