2020年2月5日水曜日

WHO 「パンデミックではない。エピデミックの状況だ」

WHOは4日に国際的な感染症対策の責任者が会見を開き、感染状況や対策について説明しました。そのなかで、感染の広がりについて「現状は『パンデミック』の状態ではない」と述べ、複数の場所で流行が見られる「エピデミック」の状況だとしました。

WHOの対応が遅くて、それで感染が世界に広がっているといった見方もあるし、事務局長のテドロス・アダノム氏が、エチオピアの出身で、中国が巨額の援助をエチオピアに行っているから、中国に忖度しているんじゃないかとか、いろいろとネットでは噂されたりしています。

WHOは、過去に、先走った非常事態宣言を出して、批難された過去もあったそうで、だから慎重になっているようです。

WHOの意思決定には製薬会社の意向が大きく影響した可能性が高いとしているそうです。

薬九層倍・薬クソ倍と昔からいわれるくらいで、薬の開発には巨額の投資が必要でも、一度開発に成功すれば、あとの原材料費は、メチャクチャ安くて、ボロ儲けといわれるわけです。

今は特許切れのジェネリックも出ているので、安い薬も手に入るようにはなってきています。

ちょっとお勉強

Endemic(エンデミック)
ある一定の地域限定の感染

Epidemic(エピデミック)
ある国限定の感染

Pandemic(パンデミック)
世界的な感染

Outbreak(アウトブレイク)
どこどこの国で何々がアウトブレークとか強調する場合

それにしても、マスクについては、専門家の間にも、いろいろな見解があるようで、マスクをした方がいいという人もいれば、マスクをしても効果がないから健康な人は必要ないとか、よけいに混乱しますよね。

国にしても、シンガポールなどは、首相が「健康ならマスクをするな」とかいっています。

感染者はマスクをすることで、他の人を感染から守る意味は間違いなくあるそうですが、まだ感染していない人が、マスクで感染から守れるかについては、たぶん、さほど効果は期待できないだろうという意見のようです。

WHOのグローバル危機準備担当局長シルビー・ブリアン医師は、新型コロナウイルスを巡っては、警戒レベルが最高度の世界的大流行を意味する「パンデミック」ではなく、根拠のない情報が大量に拡散する「インフォデミック」が起きていると指摘。WHOは科学的に根拠のある情報を発信し、運航中止が相次ぐ中国便の再開などを働きかけていくと述べた。

それと、中国人がいろいろな国でマスクを買い漁ったり、日本の政府などが、中国にマスクを大量に送ったりして、欲しい人にマスクが行き当たらない事態にもなっているようです。

特に医療関係者は、医療用のマスクや消毒用のアルコールが手に入らないと手術ができないなどの事態になるそうです。

まあ、医療用と一般用とでは、流通ルートも違うでしょうし、工場でいくらでもコントロール可能だとは想像します。

一番確実なのは、人混みに出かけないこと、外出から戻ったら、すぐにアルコールなどでしっかり手洗いをすることだそうです。

あとは、よく食べてよく寝て、自分の免疫を高めておくことだとか。

といっても、高齢者や生活習慣病を持った人が感染すると重篤になる可能性も高く、老人に肺炎は、非常に危険だそうなので、十分に注意をした方がいいようです。