2022年8月10日水曜日

不景気の話

 第2次世界大戦後の世界ほど、多くの人々にとって景気のいい時代はかってなかったでしょうね。

貴族とか特権階級にとっての好景気の時代はあったでしょうけど、大衆は、みんな貧しかった時代が続いてきたと思います。

もちろん、今でも餓死している人たちがいる地域や国もありますが、貧しいとはいえ、飢えてはいても、餓死まではしない人が多いのではないかと思います。間違っていたらごめんなさい。

それと、植民地も減り、差別や抑圧も、徐々に減ってはきていると思います。

とはいえ、やはり、労働者階級は、いつの世も、楽な生活はできない人が多く、特に自然の厳しい地域や国では、悲惨な人たちも少なくなかったわけです。

生きていくためには、姥捨て山とか、間引きとか、歴史の暗部もあったわけで、それは、世界中の自然の厳しい国では見受けられたことでもありました。

殺されないまでも口減らしのために、身売りされることも多く、貧乏な家庭に生まれたら、男はヤクザ、女は淫売になるしか生きていけないといわれたこともあったようです。

階級制度も世界中で見られてきましたが、階級のもっと下という人たちもいたわけです。

昔から芸能は河原乞食から生まれたという人もいて、いろいろな事情から村に住めないから河原で生活していた一団が食べていくために歌を歌いながら物乞いをしたり、寸劇をしたりしていたところから発展したともいわれています。

世界的に、労働者階級を描いた小説とか、演劇なども生まれてき、それを労働者階級が見て応援してきました。

日本ですと、戦後、労音とか、労演とかいった組織もあって、歌ですとロシア民謡とか、フォークソングとかもよく歌われていたようですし、演劇も、労働者の苦悩を描いた作品も多く、それが、映画とともに、左翼の運動を支えてきていたようです。

芸能人には左翼が多いですよね。

労働者階級や社会的なマイノリティーを集めることで、大きな組織を作ることができるので、それをカルト宗教などが利用してきています。

批判するのは誰にもできることで、数をそろえれば力になります。

世の中をよくしていくことは大切ですが、反日活動家やおかしな宗教に利用されることだけは避けるべきだと思います。